飼い主がどの程度の知識を持ち、負担がかからない飼育方法をするかによってうさぎの寿命は変わります。たとえば、人間が食事によって病気になりやすくなったり、健康的に暮らせたりするように、えさによって体調は変わってきます。
あるいは、病気について正しく知っておくことによって、症状を早期発見できる可能性が高まります。うさぎの飼い方を知る上で、怪我や病気については寿命に直接関わってきます。ペットは自分で動物病院に行くことができませんので、飼い主が気付いてあげなくてはなりません。
夏になれば暑さ対策も必要になりますし、種類によって暑さや寒さへの強さはもちろん、行動にも特徴があります。そのため、海外の品種の場合には、寒い地域で育っている種類であるために寒さには強いが暑さに弱いといった傾向を持っているケースもあり、飼い方を考えるうえで気遣いが必要です。
なお、一般的なうさぎの寿命は7年ほどが目安とされています。上手な飼い方をすることによってもっと長生きすることもあれば、飼育方法が悪いために負担がかかって早くに亡くなってしまうこともあります。また、種類によっても差があります。
水を与えてはいけないと誤解していたり、水は不要と思っている方もいますが、実際には必要です。このような誤解によって、寿命を縮めてしまうこともあります。病気の原因を飼い主が作ってしまわないようにしましょう。
飼い方をいつ知るか
実際にうさぎの飼育を始めながら情報を集める方もいれば、事前に十分な準備が必要であると考える方もいます。赤ちゃんが生まれて、友人から譲り受けるといった緊急の場合であればともかく、里親募集への応募やペットショップで衝動買いをする前に、ある程度の容易は必要です。
では、どの程度の知識を持っていれば十分なのでしょうか。理想としては、うさぎの飼い方を一通り知っていることですが、これは膨大な時間がかかりますし、実践しないと頭に入りづらいため、無理だと考えた方がよいでしょう。そこで、まずは事前に知っておくべきことについてまとめてみましょう。
ケージ:適切な大きさのものを用意しないと、大きなストレスを感じさせることになってしまいますので、種類や年齢にも合った物を選んでおく必要があります。
えさ:何を食べるのか、近くに入手できる店(スーパーやペットショップなど)はあるのか。
寿命:今後の自分の人生設計や生活設計と照らし合わせて、責任を持って飼育できるのか。
費用:うさぎの飼育のために必要なコストを捻出し続けることが可能であるか。
性質:イメージとは異なる部分もあるため、手遅れになってから気付かないように、うさぎの性質や性格について押さえておきましょう。
うさぎの種類:色々な種類があるため、もっとも愛情を持って育てられるものを選びましょう。
労力:毎日、どの程度の時間を割く必要があるかを把握しておく必要があります。
上記のほかに、できれば病気に関しても基本的なところは押さえておけるとベターでしょう。また、近くの動物病院の位置や評判の良い獣医も早いうちに調べておきたいところです。
生き物の命を預かるのは責任重大ですので、一時の気分で飼育を始めるのは、お互いに不幸なことです。飼い方を理解すると同時に、本当に自分に務まるかどうかについても落ち着いて検討してください。
ペットショップや里親募集で入手する
うさぎを飼うことにしたら、どのような方法で入手するかという問題があります。代表的なところでは、ペットショップに行って購入したり、インターネットなどを通じて里親募集に応募したり、知人から譲り受けるといった方法があります。それぞれの方法に長所と短所があります。
ペットショップの場合には、飼い方についてアドバイスを受けたりできますし、きちんとしたブリーダーがいるのなら、病気であることも少なく、安心できます。しかし、衛生状態が悪くずさんな経営をしているペットショップもあります。
里親になるのは、ペットショップでの購入に比べて料金が格安になることが多いというメリットがあります。さらに、行き先のないうさぎを引き取ることになるため、助けることにもなります。ただし、個人間でのやり取りになるため、相手が非常識であったり、悪質な可能性も考慮しておかなくてはなりません。
友人のところで新しく赤ちゃんが生まれた場合など、繁殖しすぎて、これ以上は飼いきれない場合に子供を引き取る方法の場合には、相手が信頼できる相手の場合にはよいでしょう。妊娠した段階で話をつけておくなど、できるだけ早くから準備をしておくと安心です。ただし、なかなかタイミングよく話が舞い込んでこないというデメリットがあります。
うさぎのしつけ
うさぎの飼い方を考えるうえで、しつけは避けて通れないものです。犬を飼う人はお手を学ばせるのが定番の一つになっていますが、そうしたコミュニケーションのためのものばかりではなく、トイレのしつけのように覚えてもらわないと衛生面でも困ってしまうものもあります。
飼い主とペットの関係とはいえ、共同生活を営む以上はルールが必要です。人間同士のように言葉で話し合うわけにはいきませんので、最低限のことは繰り返し教えて覚えこませなくてはなりません。
ブリーダーのようなプロフェッショナルではないわけですから、しつけには苦労することもあると思います。ペットショップで購入する場合には、すでにある程度のしつけができている場合もありますので、その点を確認してみるのもよいでしょう。
うさぎのしつけに最も重要な役割を果たすのは根気です。最低限の知識は必要ですが、それほど特殊な技術が必要であるわけではありません。しかし、粘り強く一定の行動を習慣付けるためには、同じことを繰り返し教え続ける必要があります。